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年末と年始のごあいさつにかえて

いつもありがとうございます。

年末と年始の挨拶がわりにたまにはブログらしきものでも書いてみようかと。

やや長いので興味のない方はこの辺で。

2020年は大変な年でしたね。春、緊急事態宣言がでてから弊店も時短営業や休業を余儀なくされ、それまでおまけ程度にやっていた通販に頼らざるを得ない状況となりました。経営的にかなりやばいと思ったのですが、蓋をあけてみたらこの通販を予想以上に多くの方に利用していただき、なんとか年末まで乗り切ることができました。皆様のあたたかい気持ちとそれに支えられているという事実を今までにないくらい痛感し、悪い面の裏には良い面もあるのだなあとあらためて知ったのでした。

また、その状況の途中でひとつの決断をしたことも弊店にとっては一つの節目となりました。

従来のものの2倍の焙煎能力(容量)をもつ焙煎機を購入したのです。高価なのでずっと購入を躊躇していたものなのですが、従来の器械の生産能力には限界を感じていたので、このまま豆売りを主軸に据えるなら今買うしかないと思い決めました。

結果、事態はよい方向に転がりはじめました。まず私じしんのなかで珈琲屋としての覚悟がより強固になったこと。これは大きな前進。店主の思いというのは店にとって非常に重要です。その思いが伝わったのかわかりませんが、通販だけでなく店頭での豆売りの量も徐々に増えはじめました。そしてそれにつられ、もっと珈琲のことを勉強してさらに美味しいものを提供したい、という私の思いもさらに強くなり…そんな好循環が生まれたのでした。

その流れもあり、秋には連休をいただき某所にある珈琲豆農園を見学しに行きました。
豆の収穫や精製を体験させていただき、今まで書物のなかの情報であったものやことを身をもって知ることができ、大変貴重な旅となりました。この体験は即時的になにかの役に立つというよりは、長い目で見て奥底から店を勁(つよ)くしていくと信じています。

2021年。弊店はもうすぐ開業十年を迎えます。これは毎年毎年思うことなのですが、「今がようやくスタートライン」。今、いつにもまして心底そう思っています。

十年を目前に控え、私の珈琲探求の旅はまだまだ序の口ですが、自分の中で珈琲屋として次の夢、もしくは目標のようなものも芽生えてきました。ざっくりいうと、もっと多くの方に自分の珈琲を気軽にたのしんでいただきたい、というようなことです(本当はもっと具体的なことも思い描いているのですがそれはまだ秘密)。それを実現するためにも、昨日より今日、今日より明日、さらに深化した珈琲をお届けできるよう、一日一日足踏みしめていきたいと思います。

地味に、地道に、淡々と。

2021もよろしくお願いいたします。

店主

 

 

 

 

 

2020-12-27 | Posted in BLOGComments Closed